畳60cmとは?60cmサイズの畳について畳職人がわかりやすく解説
2026/09/12
畳60cmとは?60cmサイズの畳について畳職人がわかりやすく解説
「60cmの畳って、どのくらいの大きさ?」
「60cm角の畳は作れる?」
「60cmくらいの小さな畳を部屋に敷きたい」
畳のサイズについて調べていると、「60cm」という数字を見かけることがあります。
しかし、「畳60cm」といっても、縦・横のどちらが60cmなのか、また60cm角なのかによって意味が変わります。
今回は、沖縄・那覇市の畳店「三原産業」が、畳のサイズと60cmという寸法について、畳製作の現場からわかりやすく解説します。
畳の「60cm」は、必ずしも決まった規格ではありません
まず知っておきたいのは、「60cm」というだけでは畳の規格サイズを表しているわけではないということです。
畳には、
京間(本間)
中京間(三六間)
江戸間(五八間)
団地間
など、さまざまなサイズがあります。
そのため、「畳は○cm」と一律に決めることはできません。
また、住宅の構造や部屋の寸法に合わせて、一枚一枚の畳を製作することもあります。
60cm×60cmならどのくらい?
もし「60cm×60cm」の畳を考えているのであれば、面積は、
60cm × 60cm = 3,600㎠
となります。
平方メートルにすると、
0.6m × 0.6m = 0.36㎡
です。
一般的な「1畳」や「半畳」と比べると、かなりコンパクトなサイズになります。
そのため、60cm角程度の畳は、一般的な和室に敷き詰める畳というよりも、畳小さなスペースや部分的な畳、置き畳などの用途で検討されることがあります。
60cmの畳は「半畳」と同じ?
ここも注意したいポイントです。
一般的に「半畳」と呼ばれる畳は、1畳の半分程度の面積を持つ畳を指します。
しかし、「半畳=60cm×60cm」ではありません。
畳は規格によって寸法が異なるため、半畳の実寸も住宅や地域によって変わります。
したがって、
「60cmだから半畳」
と単純に判断することはできません。
実際に畳を製作する場合には、設置場所の寸法を確認することが大切です。
60cmサイズの畳はどんな場所に使える?
60cm程度の小さな畳は、使い方を工夫することで、さまざまな場所に取り入れることができます。
小さな畳コーナー
リビングなどの一角に畳を取り入れたい場合、限られたスペースに合わせて小さな畳を配置する方法があります。
置き畳
フローリングの上に置いて使用する「置き畳」なら、必要なスペースに合わせて畳を組み合わせることができます。
子どもの遊びスペース
部屋の一角に小さな畳スペースを設け、子どもの遊び場として活用する方法もあります。
店舗や施設
住宅だけでなく、店舗や施設などで、限られたスペースに畳を取り入れたい場合にも、小さな畳が活用されることがあります。
小さい畳だから「簡単」とは限りません
畳のサイズが小さくなると、
「小さい畳なら製作も簡単なのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし、実際の畳製作では、小さい畳ほど寸法や納まりが重要になる場合があります。
畳同士の隙間や高さ、周囲の床との取り合いなどを細かく調整する必要があり、通常サイズの畳よりもかえって手間暇がかかる場合もあります。
特に60cm程度の小さな畳や、一般的な規格とは異なる特殊なサイズの場合は、
正確な採寸
畳同士の納まり
高さの調整
畳表の張り具合
畳床の加工
周囲との取り合い
などを確認しながら製作することが重要です。
畳は「小さいから簡単」ではなく、小さな畳でも一枚一枚、丁寧な製作と調整が必要です。
畳は「60cm」という数字だけでは判断できません
畳のサイズを考えるときには、縦と横の寸法だけでなく、どこに敷くのかが非常に重要です。
例えば、
「60cm×60cmの畳を4枚並べたい」
という場合でも、実際に敷く場所が120cm×120cmとは限りません。
壁の厚みや柱、既存の床、段差などによって、必要な寸法が変わる場合があります。
そのため、既存の部屋に畳を新しく入れる場合には、現場の寸法を確認してから製作することをおすすめします。
沖縄で小さな畳を使用する場合の注意点
沖縄は高温多湿な環境のため、畳を使用する際には湿気やカビへの対策も考えておきたいところです。
特にフローリングの上に置き畳などを設置する場合は、畳の裏側に湿気がこもらないよう、定期的に畳を持ち上げて風を通すなど、適切なお手入れをすることが大切です。
また、使用する畳表や畳床によっても特徴が異なります。
「どの畳を選べばいいかわからない」という場合は、設置する場所や使用目的に合わせて選ぶことをおすすめします。
畳店から見た「60cmサイズ」のポイント畳は、単純に「○cmだから○畳」と考えるものではありません。
部屋の大きさ・畳の規格・設置場所・使用目的などを総合的に考えてサイズを決めることが大切です。
三原産業では、長年にわたり畳の製作・施工に携わってきた経験をもとに、お客様のご希望や設置場所に合わせて畳をご提案しています。
「60cmくらいの畳を作りたい」
「小さな畳スペースを作りたい」
「今あるスペースに畳を敷けるか相談したい」
など、畳のサイズについて気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
まとめ|60cmの畳は用途や設置場所に合わせて考えることが大切
「畳60cm」という表記だけでは、畳の具体的な大きさを判断することはできません。
60cm×60cmであれば0.36㎡ですが、60cmという寸法が畳の縦・横どちらを指しているのかによっても意味が変わります。
また、畳にはさまざまな規格があり、既存の部屋に合わせて製作する場合には、実際の寸法を確認することが重要です。
小さな畳でも、寸法や納まりによっては通常の畳以上に手間暇がかかる場合があります。
「小さい畳だから簡単」ではなく、設置場所に合わせた丁寧な採寸・製作が大切です。