畳に隙間ができるのはなぜ?原因・補修方法と張替えの判断を畳職人が解説
2026/09/21
畳に隙間ができるのはなぜ?原因・補修方法と張替えの判断を畳職人が解説
「畳と畳の間に隙間ができてきた」
「以前はぴったり収まっていたのに、畳の端に隙間が見える」
「表替えをするときに隙間も直せるの?」
長年和室を使用していると、このような畳の隙間が気になることがあります。
畳の隙間は、単に畳がずれただけとは限りません。畳や畳床の経年変化、部屋の状態など、さまざまな原因が考えられます。
沖縄県那覇市で畳の製作・施工を行う三原産業が、一級畳製作技能士としての経験をもとに、畳に隙間ができる主な原因や、表替え時にできる調整、新調を検討した方がよいケースについて解説します。
畳に隙間ができる主な原因
畳は一度敷いたら、何年使用してもまったく形が変わらないものではありません。
長期間使用することで畳床の状態が変化したり、畳表が傷んだりすることがあります。
また、畳は部屋の寸法に合わせて一枚一枚製作されています。
そのため、隙間が発生する原因は一つとは限らず、実際の状態を確認して判断することが重要です。
1.長年の使用による畳床の変化
畳の芯となる部分を「畳床(たたみどこ)」といいます。
長期間使用している畳では、踏まれることによる圧力や経年変化によって、畳床の状態や寸法に変化が生じる場合があります。
その結果、畳と畳の間や、畳と壁・敷居との間に隙間が目立つことがあります。
特に、長年使用している畳で隙間だけでなく、踏んだときの沈み込みや大きな凹凸なども感じる場合は、畳床の状態を確認することが大切です。
2.畳表や畳床の乾燥・収縮
天然い草を使用した畳表をはじめ、畳を構成する材料は室内環境の影響を受けます。
湿度や乾燥などによって材料の状態が変化し、わずかな寸法変化が生じることがあります。
小さな変化でも、複数の畳が敷かれている和室では、畳同士の境目に隙間として現れる場合があります。
ただし、隙間の原因を見た目だけで「乾燥によるもの」と判断することはできません。
畳床の劣化や部屋側の状態なども含めて確認する必要があります。
3.畳の位置や向きが変わっている
畳は一見すると同じ大きさに見えますが、実際には部屋の寸法に合わせて製作・調整されています。
そのため、掃除などで畳を上げたあと、元とは違う場所や向きに戻してしまうと、隙間が生じたり、きれいに収まらなくなったりすることがあります。
畳を取り外した場合は、もともとの位置と向きを確認して戻すことが大切です。
4.部屋や下地の状態によるもの
畳だけではなく、和室側の状態が影響している場合もあります。
住宅は年月とともに、床や下地などの状態が変化することがあります。
そのため畳に隙間が見つかった場合は、畳だけを見るのではなく、必要に応じて床面や周囲の状態も確認します。
畳の隙間は表替えのときに直せる?
畳の状態によっては、表替えの際に隙間を調整できる場合があります。
表替えは、現在使用している畳床を活かして、畳表と畳縁を新しくする方法です。
作業時には畳を一度部屋から取り出すため、隙間や納まりの状態を確認できます。
隙間の程度や畳床の状態によっては、畳を仕上げる際に調整を行い、できるだけ部屋にきれいに納まるよう施工します。
ただし、すべての隙間が表替えだけで直せるわけではありません。
畳床そのものの傷みが大きい場合や、変形・劣化が進んでいる場合などは、新調した方が適していることもあります。
隙間があるからといって、すぐ新調とは限りません
畳に隙間を見つけると、
「全部新しい畳に交換しなければならないのでは?」
と心配される方もいらっしゃいます。
しかし、隙間があるだけで新調が必要と決まるわけではありません。
畳床がまだ十分使用できる状態であれば、表替えとあわせて調整できる場合があります。
反対に、長年使用して畳床の傷みが進み、沈み込みや変形などが見られる場合には、新調を検討することがあります。
大切なのは、隙間の大きさだけではなく、畳全体の状態を確認することです。
自分で隙間を埋めても大丈夫?
小さな隙間が気になるからといって、厚紙や木片などを無理に差し込むことはおすすめできません。
一時的に隙間が見えなくなっても、畳の納まりが悪くなったり、別の場所に負担がかかったりする可能性があります。
また、隙間の原因が畳そのものではなく、畳床や床面の状態にある場合もあります。
気になる隙間がある場合は、まず畳店に状態を確認してもらうと安心です。
沖縄の和室では湿気にも注意
沖縄は高温多湿な時期が長いため、畳を長く使用するうえでは湿気対策も重要です。
日頃から適度な換気や除湿を行い、畳の表面だけでなく和室全体に湿気がこもらないようにしましょう。
畳の隙間にホコリがたまっている場合は、畳の目に沿って掃除機をかけるなど、日常的なお手入れも大切です。
ただし、隙間が徐々に大きくなってきた場合や、畳を踏んだときに沈む、畳が動く、段差が大きくなったなどの変化がある場合は、一度状態を確認することをおすすめします。
畳職人は隙間だけでなく「部屋への納まり」を確認します
畳は、単に決められた規格寸法の商品を部屋に並べるものではありません。
実際の和室には、わずかな寸法差や歪みがあることも珍しくありません。
新しい畳を製作する場合には現場を採寸し、それぞれの場所に合うように寸法を調整します。
表替えの場合にも、既存の畳床の状態や隙間、段差、納まりなどを確認しながら施工することが重要です。
こうした細かな調整は、畳職人の技術が生かされる部分でもあります。
三原産業では畳の状態を確認してご提案します
三原産業では、沖縄県那覇市を中心に、畳の表替え・裏返し・新調・琉球畳などの施工を行っています。
畳に隙間がある場合も、最初から新調と決めるのではなく、現在使用している畳床の状態や隙間の程度などを確認したうえで、適した方法をご案内いたします。
代表は畳職歴28年の一級畳製作技能士です。
長年の畳製作・施工経験を活かし、実際の和室を確認しながら、一枚一枚の畳ができるだけきれいに納まるよう丁寧に対応いたします。
「畳の隙間が以前より広くなった」
「表替えと一緒に隙間も直したい」
「表替えで大丈夫なのか、新調した方がいいのか分からない」
このような場合も、お気軽に三原産業までご相談ください。
畳の隙間についてよくある質問
Q1.畳に隙間があると新調しなければいけませんか?
必ずしも新調が必要とは限りません。
畳床がまだ使用できる状態であれば、表替えの際に隙間を調整できる場合があります。畳床の劣化や変形が大きい場合には、新調をご提案することがあります。
Q2.表替えをすると隙間も直りますか?
隙間の程度や原因によります。
表替えの際に畳の状態を確認し、調整できる場合があります。ただし、畳床や床面の状態によっては完全に解消できないケースもあります。
Q3.畳の隙間にゴミが入ります。どう掃除すればいいですか?
無理に道具を差し込まず、掃除機などで丁寧に取り除きましょう。
隙間が大きくなっている場合は、掃除だけでなく畳の状態を確認することも大切です。
Q4.畳の隙間が少しずつ広がっています。大丈夫でしょうか?
経年変化などが考えられますが、原因は実際の畳を確認しなければ判断できません。
隙間が大きくなっている、畳が動く、沈み込みや段差があるといった場合には、畳店へ相談することをおすすめします。
まとめ
畳の隙間は、長年の使用による畳床の変化、材料の収縮、畳の位置や向き、部屋側の状態など、さまざまな原因によって生じます。
隙間があるからといって、必ず畳を新調しなければならないわけではありません。
畳床の状態によっては、表替えの際に隙間を調整できる場合もあります。
重要なのは、見た目の隙間だけで判断せず、畳床や部屋への納まりを含めて確認することです。
沖縄県那覇市で畳の隙間や表替え、新調についてお困りの際は、三原産業までお気軽にご相談ください。
那覇市の畳店・三原産業が、畳の張替え・表替え・新調・琉球畳・お手入れ方法・畳の選び方などを、畳職人の経験をもとにわかりやすく解説します。

