畳の手入れ方法と長持ちの秘訣
2025/10/11
畳のお手入れ方法|掃除・湿気・カビ対策と長持ちさせるコツを畳職人が解説
「畳はどうやって掃除すればいい?」
「畳は水拭きしても大丈夫?」
「沖縄は湿気が多いけれど、畳を長持ちさせるにはどうしたらいい?」
畳を長く快適に使うためには、日頃のお手入れと室内の湿気対策が大切です。
特に天然い草の畳は、湿気や水分、強い摩擦などによってカビや傷みが発生することがあります。
沖縄は高温多湿になりやすいため、本土と同じようなお手入れだけではなく、室内に湿気をため込まないことも重要です。
今回は、沖縄県那覇市で畳の製作・施工を行う三原産業が、畳の正しい掃除方法や湿気・カビ対策、畳を長持ちさせるためのポイントを畳職人の視点から解説します。
畳のお手入れは「掃除」と「湿気対策」が基本
畳のお手入れというと、掃除機をかけたり拭き掃除をしたりすることを思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、畳を長持ちさせるためには掃除だけでなく、湿気をためない室内環境をつくることも大切です。
特に天然い草は天然素材です。
湿度が高い状態が続いたり、畳の上に敷物や家具などを長期間置いたりすると、湿気がこもりやすくなることがあります。
日常的な掃除と換気・除湿を組み合わせて管理しましょう。
畳の正しい掃除方法
掃除機は畳の目に沿ってゆっくりかける
天然い草の畳には「目」があります。
掃除機をかけるときは、畳の目に沿ってゆっくり動かすのが基本です。
畳の目に逆らって強く掃除機を動かしたり、硬いブラシなどで強くこすったりすると、畳表を傷める原因になることがあります。
長年使用した畳は表面のい草が弱くなっていることもあるため、特にやさしく掃除してください。
畳は乾拭きが基本
天然い草の畳は、基本的に乾いた布でのお手入れがおすすめです。
水分を多く含んだ雑巾で頻繁に拭くと、畳表が水分を吸収してしまうことがあります。
普段のお手入れでは、
掃除機 → 乾拭き
を基本にするとよいでしょう。
畳表の素材によってお手入れ方法が異なる場合もあるため、和紙畳表や樹脂畳表などについては、それぞれの製品に適した方法でお手入れしてください。
飲み物や水をこぼしたら早めに拭き取る
畳に飲み物や水などをこぼしてしまった場合は、そのまま放置せず、できるだけ早く対応しましょう。
まず乾いた布やタオルなどで、こすらずに水分を吸い取るように拭き取ります。
強くこすると、汚れが広がったり畳表を傷めたりすることがあります。
水分を取り除いた後は、換気や除湿を行い、しっかり乾燥させることも大切です。
沖縄の畳で特に大切なのが湿気対策
沖縄で畳を長持ちさせるうえで、特に気を付けたいのが湿気です。
梅雨の時期だけでなく、気温と湿度が高い日が続くと、室内にも湿気がこもりやすくなります。
「窓を開ければ大丈夫」と思われることもありますが、屋外の湿度が非常に高い日は、窓を開けることで湿った空気が室内へ入る場合もあります。
そのため、天候や湿度に応じて、
エアコンの除湿機能を使用する
除湿機を使用する
サーキュレーターなどで空気を動かす
晴れて湿度の低い日は換気する
畳の上に物を置きっぱなしにしない
などを組み合わせることが大切です。
新しい天然い草の畳もカビに注意
「新しい畳だからカビは生えない」と思われることがありますが、新しい天然い草の畳でも、使用環境によってはカビが発生することがあります。
特に高温多湿の状態が続く部屋では注意が必要です。
新しい天然い草には、い草本来の香りや風合いがあります。
その一方で、天然素材だからこそ、室内の湿度管理が大切になります。
新しい畳を入れた後も、エアコンや除湿機などを上手に使い、湿気をためないようにしましょう。
畳の上にカーペットやラグを敷きっぱなしにしない
畳の上にカーペット、ラグ、布団などを長期間敷いたままにすると、畳との間に湿気がこもりやすくなります。
特に沖縄のような湿度の高い地域では注意が必要です。
畳の上に敷物を使用する場合は、定期的に上げて掃除や換気を行い、畳の状態を確認しましょう。
家具を置くときの注意点
重い家具を長期間同じ場所に置いていると、畳にへこみや跡が残ることがあります。
また、家具を畳の上で引きずると、畳表のささくれや傷みにつながります。
家具を移動するときは、できるだけ引きずらず、持ち上げて移動することをおすすめします。
家具の下や周辺は掃除が行き届きにくく、湿気がこもることもあるため、ときどき状態を確認すると安心です。
直射日光と畳の色の変化
天然い草の畳は、使用していくうちに青みのある色から徐々に飴色へ変化していきます。
これは天然い草の自然な経年変化です。
ただし、強い日差しが一部分だけ長時間当たり続けると、場所によって色の変化に差が出ることがあります。
必要に応じてカーテンや障子などを利用し、強い直射日光を調整するとよいでしょう。
畳にカビが発生したら?
畳にカビらしきものを見つけた場合、慌てて水拭きするのは避けましょう。
水分を加えることで、かえって畳を湿らせてしまう可能性があります。
まず室内を除湿して畳を乾燥させ、カビの状態を確認します。
軽度の場合と、畳の内部まで影響している場合では対応方法が異なります。
広範囲に発生している場合や、繰り返しカビが発生する場合は、畳だけではなく室内環境や畳の下の状態なども確認することをおすすめします。
畳が傷んできたら「裏返し・表替え・新調」を検討
どれだけ丁寧にお手入れしていても、畳は永久に同じ状態で使用できるものではありません。
使用しているうちに、
色の変化
ささくれ
毛羽立ち
汚れ
へこみ
隙間
畳表の摩耗
などが出てくることがあります。
畳の状態によっては、畳全体を新しくする必要はなく、裏返しや表替えで対応できる場合があります。
裏返し
現在使用している畳表を取り外し、裏面を表側にして張り直す方法です。
畳表の使用期間や傷み具合などによって、裏返しできるかどうかが変わります。
表替え
現在の畳床を利用し、畳表と畳縁を新しくする方法です。
畳床がまだ使用できる場合は、表替えによって畳の表面をきれいにできます。
新調
畳表だけでなく、畳床を含めて畳全体を新しく製作する方法です。
畳床の傷みや変形が大きい場合などは、新調をご提案することがあります。
畳を長持ちさせるために大切なこと
畳を長く快適に使用するために、特別に難しいお手入れを毎日行う必要はありません。
大切なのは、
畳の目に沿ってやさしく掃除する
基本は乾拭きする
水分をこぼしたら早めに拭き取る
室内に湿気をためない
エアコンや除湿機を活用する
カーペットなどを敷きっぱなしにしない
家具を引きずらない
畳の状態を定期的に確認する
といった基本的なお手入れを続けることです。
特に沖縄では、「掃除」だけでなく「湿気をためないこと」も畳のお手入れの一部と考えることが重要です。
沖縄・那覇市で畳のお手入れや張替えにお困りの方へ
畳の傷み方は、使用年数だけで決まるものではありません。
天然い草・和紙・樹脂などの素材、部屋の湿度、日当たり、家具の置き方、普段の使い方などによって状態は変わります。
三原産業では、一級畳製作技能士が実際に畳の状態を確認し、裏返し・表替え・新調など、現在の畳に合った方法をご案内しています。
「この汚れは自分で掃除しても大丈夫?」
「カビが出てしまった」
「表替えした方がいいのか分からない」
「畳がささくれてきた」
といった場合も、お気軽にご相談ください。
沖縄県那覇市を拠点に、畳の張替え・表替え・裏返し・新調・琉球畳などに対応しております。
畳をできるだけ長く快適に使用できるよう、状態を確認したうえで適切な方法をご提案いたします。
三原産業
沖縄県那覇市長田2丁目5-23
TEL:098-853-3166
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三原産業
住所 : 沖縄県那覇市長田2丁目5−23
電話番号 : 098-853-3166
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