畳は何kg?畳1枚の重さはどのくらい?畳職人が種類による違いを解説
2026/09/13
畳は何kg?畳1枚の重さはどのくらい?
「畳って、1枚何kgくらいあるの?」
「畳を自分で持ち上げることはできますか?」
「昔の畳は重いと聞きましたが、今の畳も重いのでしょうか?」
畳の張替えや新調を検討されるお客様から、畳の重さについて質問をいただくことがあります。
実は、畳の重さは「1枚○kg」と一律に決まっているわけではありません。
使用している畳床の種類、畳の厚み、大きさ、構造、使用年数などによって、重量は大きく変わります。
今回は、沖縄・那覇市の畳店「三原産業」が、畳が何kgくらいあるのか、なぜ重さに違いがあるのかを、畳製作・施工の現場から解説します。
畳1枚は何kg?
まず結論からいうと、畳1枚の重さは種類によって大きく異なります。
一般的な畳では、10kg台から20kg台程度のものがあります。一方、昔ながらのわらを使った畳床では30kgを超えることもあります。
そのため、
「畳は1枚20kgです」
というように、一つの数字だけで表すことはできません。
例えば、建材系の畳床を使用した畳は、わら床に比べて軽量なものがあります。実際に、建材畳床では10~20kg程度、わら床では30kg以上という例もあります。
なぜ畳によって重さが違うの?
畳の重さを大きく左右するのが、**畳床(たたみどこ)**です。
畳床とは、畳の中心部分にある「芯」のようなものです。
畳は大きく分けると、
畳表
↓
畳床
↓
畳縁
という構造になっています。
この中でも、畳全体の重量に大きく関係するのが畳床です。
昔ながらの「わら床」は重い
昔から使われてきた畳床には、稲わらを何層にも重ねて作ったわら床があります。
わらを使った畳床は、しっかりとした重量があり、30kgを超えることもあります。実際に、わら床を使用した畳では30kg以上の重量が紹介されている例があります。
昔ながらの畳が「重い」というイメージを持たれているのは、このわら床が理由の一つです。
畳職人にとっては、畳を持ち上げて運ぶことも仕事の一部です。
特に、畳を何枚も運ぶ現場では、1枚の重量だけでなく部屋全体の枚数分の重量を考える必要があります。
現代の「建材畳床」は比較的軽量
現在の住宅では、わらだけではなく、ポリスチレンフォームや木質系ボードなどを組み合わせた建材畳床も多く使われています。
建材畳床にはさまざまな種類があり、重量も製品によって異なります。
わら床より軽量なものもあり、施工現場での搬入・搬出や、畳替えの際の取り扱いやすさにもつながります。
ただし、
「建材畳=必ず○kg」
と決まっているわけではありません。
使用する材料や厚み、サイズによって重量は変わります。
半畳の畳なら軽い?
一般的には、同じ厚み・同じ構造であれば、半畳サイズは1畳サイズより面積が小さいため軽くなります。
ただし、琉球畳などの半畳サイズでも、畳床の種類や厚みによって重量は変わります。
例えば、あるオーダータイプの半畳サイズの縁なし畳では、1枚約5~8kgという商品例があります。
一方、薄い置き畳では、さらに軽い商品もあります。
つまり、
「半畳だから○kg」
ではなく、サイズ+厚み+畳床の種類で考えることが大切です。
「畳表」だけなら、実はそれほど重くない
畳の表面に使われている畳表も、畳の一部です。
しかし、畳全体の重量を大きく左右しているのは、主に畳床です。
実際、国産い草の畳表1枚分で約2kg前後という例もあります。
つまり、畳を持ったときに感じる「ずっしりとした重さ」は、畳表だけではなく、畳床を含めた畳全体の重量によるものです。
古い畳は重くなることもあります
長年使用した畳は、湿気やホコリなどの影響を受けることがあります。
特にわら床の畳では、長年の使用によって状態が変化し、持ったときに想像以上の重さを感じることがあります。
実際に、30年間使用したわら床の畳を測ったところ28kgだったという畳店の事例もあります。
そのため、
「昔から使っている畳だから、これくらいの重さだろう」
と決めつけることはできません。
実際の畳は、使用状態によっても違います。
畳職人にとって「畳を運ぶ」ことも大切な仕事
畳替えの仕事では、畳を製作するだけではありません。
お客様のご自宅へ伺い、
畳を上げる
↓
搬出する
↓
工場へ運ぶ
↓
製作・表替えなどの作業
↓
再び現場へ運ぶ
↓
敷き込む
という工程があります。
畳の重量が10kgなのか、20kgなのか、30kg以上なのかによって、作業の負担も変わります。
特に複数の畳を扱う現場では、一枚一枚の重量が積み重なります。
畳職人にとって、畳を安全に運び、傷を付けず、きれいに敷き込むことも大切な技術の一つです。
6畳なら畳の総重量はどのくらい?
例えば、1枚15kgの畳が6枚あれば、
15kg × 6枚 = 90kg
になります。
1枚20kgなら、
20kg × 6枚 = 120kg
です。
1枚30kgなら、
30kg × 6枚 = 180kg
になります。
このように、畳は1枚だけを見るとそれほど重く感じなくても、6畳・8畳など部屋全体で考えるとかなりの重量になります。
ただし、これはあくまで計算上の例で、実際の重量は畳の種類やサイズによって異なります。
畳を自分で持ち上げても大丈夫?
畳を動かす必要がある場合でも、無理に一人で持ち上げることはおすすめしません。
特に、
重いわら床
古い畳
階段での搬出
畳を何枚も移動する場合
腰や足元に不安がある場合
などは注意が必要です。
畳は大きさがあるため、重量だけでなく持ちにくさもあります。
無理をして腰や手を痛めないよう、必要に応じて畳店など専門業者へ相談することをおすすめします。
畳の重さは「軽ければ良い」とは限りません
ここも畳選びでは大切なポイントです。
「できるだけ軽い畳がいい」と考える方もいると思います。
確かに、軽い畳は搬入・搬出や模様替えなどの面では扱いやすいメリットがあります。
しかし、畳は重さだけで選ぶものではありません。
耐久性・厚み・断熱性・クッション性・使用する場所・予算など、さまざまな条件を考えて選ぶ必要があります。
畳床にもそれぞれ特徴がありますので、ご自宅の環境や使い方に合わせて選ぶことが大切です。
沖縄で畳を選ぶなら「重さ」以外も大切
沖縄では高温多湿になる時期があり、畳を選ぶときには重量だけでなく、湿気やカビへの対策も考えておきたいところです。
畳表や畳床にはさまざまな種類がありますので、
「軽い畳にしたい」
だけではなく、
「どの部屋で使うのか」
「どのくらいの頻度で使うのか」
「湿気が気になる場所なのか」
などを考えて選ぶことをおすすめします。
まとめ|畳は何kg?重さは畳の種類によって大きく違います
畳1枚の重さは、10kg台から30kg以上まで、畳の種類によって大きく異なります。
特に重量に影響するのが、
畳床の種類
畳の厚み
畳のサイズ
畳の構造
使用年数や状態
などです。
昔ながらのわら床は30kg以上になることもありますが、現代の建材畳床には、より軽量なタイプもあります。
そのため、
「畳=○kg」ではなく、「どんな畳なのか」で重さが変わる
と覚えておくとよいでしょう。
三原産業では、畳の新調・表替え・裏返し・琉球畳など、沖縄の住環境に合わせた畳のご相談を承っています。
「今の畳は何kgくらいある?」
「畳を軽いタイプに替えたい」
「古い畳を処分したいけど、自分で運べない」
など、畳のことでお困りの際はお気軽にご相談ください。