畳の比率とは?縦横2:1の理由・畳サイズと採寸を畳職人が解説|三原産業
2026/09/16
畳の比率とは?縦横2:1の理由・畳サイズと採寸の重要性を畳職人が解説
「畳の縦と横の比率は決まっているの?」
「一畳は90cm×180cmなの?」
「琉球畳は正方形?」
畳のサイズについて調べていると、「畳の縦横比は2:1」「一畳は90cm×180cm」といった数字を目にすることがあります。
一般的な一帖サイズの畳は、長辺が短辺のおよそ2倍になる長方形が基本です。
しかし、実際の畳はすべて同じ寸法で作られているわけではありません。
地域による規格の違いだけでなく、住宅の寸法や柱・敷居、部屋のわずかな歪みなどに合わせて、一枚一枚寸法を調整して製作します。
今回は、沖縄県那覇市で畳の製作・施工を行う三原産業が、畳の基本的な比率やサイズ、半帖畳との違い、現場採寸が重要な理由を畳職人の視点から解説します。
畳の基本的な縦横比は「約2:1」
一般的な一帖サイズの畳は、短辺:長辺がおよそ1:2になる長方形が基本です。
例えば、
90cm × 180cm
であれば、
短辺:90cm
長辺:180cm
縦横比:1:2
となります。
ただし、これは畳の形を理解するための基本的な比率です。
実際に住宅へ納める畳が、すべて正確に1:2になるわけではありません。
畳の「丈」と「幅」とは?
畳店では、畳の長い方向と短い方向をそれぞれ、
丈(たけ)=長い方向
幅(はば)=短い方向
と呼びます。
畳を新調するときは、この丈と幅を部屋に合わせて調整します。
「6畳だから同じサイズの畳を6枚作ればいい」というものではありません。
実際の和室では、一枚一枚の寸法がわずかに違うこともあります。
畳には地域によって異なるサイズがあります
畳には、昔から地域などによって異なる寸法の呼び方があります。
代表的なものとして、
畳の種類おおよその寸法
京間・本間約95.5cm × 191cm
中京間・三六間約91cm × 182cm
江戸間・五八間約88cm × 176cm
団地間・五六間約85cm × 170cm
などがあります。
このように、同じ「一畳」でも寸法は一つではありません。
そのため、不動産広告などで使われる「6畳」という表記と、実際に部屋へ敷かれている畳6枚の寸法を同じものとして考えないことが大切です。
沖縄の畳は90cm×180cm?
沖縄では、約90cm×180cmを一帖のサイズの目安として考えることがあります。
この場合、
幅:約90cm
丈:約180cm
面積:約1.62㎡
縦横比:約1:2
です。
また、中京間(三六間)の約91cm×182cmに近い寸法が使われる場合もあります。
しかし、ここで特にお伝えしたいのは、
「沖縄の畳はすべて90cm×180cmではない」
ということです。
住宅の建築時期や構造、和室の寸法、過去の畳工事などによって、実際のサイズは異なります。
畳を新調するときは、「沖縄だから90×180cm」と決めて製作するのではなく、実際の部屋を採寸して寸法を決めます。
一帖の畳と半帖の畳では比率が違う
一般的な一帖の畳が約1:2の長方形なのに対して、半帖サイズの畳は正方形に近い形になります。
例えば、一帖を90cm×180cmと考えた場合、その半分はおよそ90cm×90cmです。
そのため、半帖縁なし畳は正方形のイメージが強くなっています。
琉球畳は必ず正方形?
現在一般的に「琉球畳」と呼ばれている半帖縁なし畳も、正方形に近い形で製作することが多くあります。
ただし、必ず完全な正方形になるとは限りません。
実際の部屋の縦横寸法に合わせて畳を割り付けるため、仕上がった畳の丈と幅に違いが出ることがあります。
見た目としては正方形に近くても、その部屋にきれいに納めるために数ミリ・数センチ単位で寸法を調整する場合があります。
畳は既製品のタイルを並べるようなものではなく、基本的には部屋に合わせて製作する床材です。
畳は「2:1」が分かっても製作できません
畳の基本的な比率が約1:2だと分かっても、それだけでは実際の部屋に合う畳は作れません。
畳を新調するとき、畳職人は例えば、
部屋全体の縦・横寸法
柱や壁の位置
敷居の位置
部屋の歪み
畳同士の納まり
建具との関係
畳の厚み
などを確認します。
住宅の和室は、見た目ではきれいな長方形に見えても、実際に測ってみると場所によってわずかに寸法が違うことがあります。
その違いを確認しながら、一枚一枚がきれいに納まるように製作するのが畳職人の仕事です。
畳の厚みも重要です
畳のサイズというと丈と幅に注目しがちですが、もう一つ重要なのが厚みです。
三原産業が沖縄の住宅で扱う畳では、55mm程度の厚みもよく見られます。
ただし、畳の厚みもすべて同じではありません。
現場では、
敷居の高さ
既存の畳の厚み
床の状態
建具との干渉
周囲の床との段差
などを確認します。
畳が厚すぎると敷居より高くなったり、建具に干渉したりすることがあります。
反対に薄すぎれば、段差が生じる場合があります。
そのため、丈・幅だけでなく、厚みまで含めて現場に合わせることが大切です。
畳を自分で測って注文できますか?
おおよその畳サイズを確認するために、ご自身で測っていただくことはできます。
しかし、新しい畳を製作するための採寸となると話は別です。
部屋の端から端まで一か所だけ測ればよいわけではなく、部屋の形状や敷居、歪みなども確認する必要があります。
特に新調の場合は、実際に畳を製作する畳店が現場を採寸することをおすすめします。
三原産業では部屋に合わせて一枚ずつ製作します
三原産業では、畳を新調する際、現場を確認してお部屋に合わせた寸法で畳を製作しています。
畳は、
「規格サイズの畳を部屋に合わせる」のではなく、「部屋の寸法に合わせて畳を作る」
ことが基本です。
これは一帖の縁付き畳だけでなく、琉球畳(半帖縁なし畳)でも同じです。
三原産業では、一級畳製作技能士としての経験を活かし、寸法・厚み・敷居・建具などを確認しながら、そのお部屋にきれいに納まるよう製作いたします。
畳の比率についてよくある質問
Q. 畳の縦横比は必ず1:2ですか?
いいえ。
一般的な一帖サイズは約1:2が基本ですが、実際の畳は部屋の寸法に合わせて製作するため、正確に1:2にならない場合があります。
Q. 一畳は必ず90cm×180cmですか?
いいえ。
90cm×180cmは一つの目安です。
京間・中京間・江戸間などによって寸法が異なるほか、実際の住宅では部屋に合わせた寸法になっています。
Q. 琉球畳は90cm×90cmですか?
必ずしも90cm×90cmではありません。
半帖縁なし畳は正方形に近い形になりますが、実際には部屋の寸法や割り付けに合わせて製作します。
Q. 同じ6畳なら部屋の広さも同じですか?
必ずしも同じではありません。
使用されている畳の規格や実際の寸法によって、同じ6畳でも部屋の面積が異なる場合があります。
まとめ|畳は「比率」より現場の寸法が重要
一般的な一帖サイズの畳は、短辺と長辺がおよそ1:2になる長方形が基本です。
一方、半帖縁なし畳は正方形に近い形になります。
ただし、実際の畳製作で重要なのは、規格上の比率に合わせることではありません。
その部屋にきれいに納まる寸法で製作することです。
三原産業では、現場で部屋の寸法や敷居、畳の厚みなどを確認し、一枚一枚そのお部屋に合わせて製作いたします。
沖縄県那覇市で畳の新調や琉球畳をご検討の方は、お気軽に三原産業へご相談ください。
三原産業
沖縄県那覇市長田2丁目5-23
TEL:098-853-3166
那覇市の畳店・三原産業が、畳の張替え・表替え・新調・琉球畳・お手入れ方法・畳の選び方などを、畳職人の経験をもとにわかりやすく解説します。


