畳のささくれはなぜ起こる?原因・対処方法と張替え時期を解説
2026/09/24
畳のささくれはなぜ起こる?原因・対処方法と張替え時期を解説
「畳の表面がザラザラしてきた」
「細かいい草が服や靴下についてしまう」
「畳の表面が毛羽立ってきたけれど、張り替えた方がいいの?」
長年使用している畳では、このような「ささくれ」や「毛羽立ち」が気になることがあります。
畳のささくれは、日常生活による摩擦や経年変化などによって畳表が傷むことで起こります。
軽度であればすぐに畳全体を交換する必要がない場合もありますが、傷みが進んでいる場合は、裏返しや表替えなどを検討するタイミングの一つです。
今回は、沖縄県那覇市で畳の製作・施工を行う三原産業が、畳にささくれが発生する主な原因や対処方法、張替えを検討する目安について、畳職人の視点から解説します。
畳の「ささくれ」とは?
天然い草の畳表は、細長いい草を織り込んで作られています。
長期間使用していると、歩いたり座ったりする際の摩擦などによって、い草の表面が少しずつ傷んでいきます。
その結果、い草の一部が細かく裂けたり毛羽立ったりして、畳の表面がザラザラした状態になることがあります。
これが一般的に「畳のささくれ」と呼ばれている状態です。
畳の表面から細かな繊維が出てきたり、衣類や靴下にい草の細かな破片が付着したりする場合もあります。
畳がささくれる主な原因
1.長年の使用による経年変化
畳は毎日の生活の中で、歩く・座る・寝転ぶなど、繰り返し摩擦を受けています。
長期間使用するほど畳表は少しずつ摩耗していくため、ささくれや毛羽立ちが発生しやすくなります。
特に人がよく歩く場所や出入口付近などは、ほかの部分より早く傷みが現れることがあります。
2.家具などによる摩擦
椅子やテーブルなどを畳の上で引きずると、畳表に強い摩擦が加わります。
同じ場所で繰り返し家具を動かしていると、その部分だけ傷みが進むこともあります。
家具を移動するときは、できるだけ引きずらず、持ち上げて移動することが畳表を傷めにくくするポイントです。
3.掃除方法による負担
天然い草の畳には「目」があります。
掃除機などを畳の目に逆らって強く動かしたり、硬いブラシで繰り返しこすったりすると、畳表へ余計な負担をかけることがあります。
日頃の掃除では、畳の目に沿ってやさしく掃除することをおすすめします。
4.乾燥や室内環境
天然素材であるい草は、室内の環境によって状態が変化します。
過度に乾燥した状態が続くと、い草がもろくなり、摩擦による傷みが目立ちやすくなる場合があります。
一方、沖縄では高温多湿の時期が長いため、湿気やカビ対策も重要です。
畳を長持ちさせるには、一年を通して室内環境を適切に保つことが大切です。
畳がささくれたときの対処方法
わずかな毛羽立ち程度であれば、まず畳の状態を確認しましょう。
無理にささくれを引っ張ったり、広範囲を削ったりすると、かえって畳表を傷める可能性があります。
特に、飛び出しているい草を手で引っ張ることはおすすめできません。
一部分だけを見て判断するのではなく、畳全体の色あせや摩耗、傷み具合なども合わせて確認することが大切です。
ささくれが出たら「裏返し」できる?
畳の使用期間が比較的短く、畳表の裏側の状態が良好であれば、「裏返し」ができる場合があります。
裏返しとは、現在使用している畳表を畳床から取り外し、裏面を表側にして張り直す方法です。
ただし、長期間使用している畳や、傷みが強い畳表では裏返しができない場合があります。
見た目だけでは判断しにくいため、実際の畳表の状態を確認して判断します。
ささくれが広がっている場合は「表替え」を検討
畳全体に毛羽立ちやささくれが広がっていたり、い草が衣類についたりするほど傷んでいる場合は、「表替え」を検討する一つのタイミングです。
表替えとは、現在の畳床をそのまま利用し、表面の畳表と畳縁を新しく交換する施工方法です。
畳床がまだしっかりしていれば、畳を丸ごと新調しなくても表替えによって表面を新しくすることができます。
ただし、畳を踏んだときに大きく沈む、畳床が変形しているなど、畳の土台そのものに傷みがある場合は、新調が適していることもあります。
ささくれを防ぐために日頃からできること
畳表の摩耗を完全に防ぐことはできませんが、普段の使い方によって負担を減らすことはできます。
掃除機は畳の目に沿ってゆっくりとかけ、家具を移動するときはできるだけ引きずらないようにしましょう。
また、畳の上を必要以上に強くこする掃除も避けます。
沖縄では湿度が高くなりやすいため、換気や除湿を行い、畳を長時間湿った状態にしないことも重要です。
畳のささくれは張替え時期を知らせるサインの一つ
畳のささくれや毛羽立ちは、長年使用してきた畳表に現れる傷みの一つです。
少し毛羽立っているからといって必ずすぐ交換しなければならないわけではありません。
大切なのは、ささくれだけではなく、畳表全体の摩耗状態や使用年数、畳床の状態などを総合的に確認することです。
裏返しで対応できるのか、表替えが適しているのか、それとも新調が必要なのかは畳によって異なります。
沖縄・那覇市で畳のささくれや張替えが気になる方へ
三原産業では、一級畳製作技能士が実際に畳の状態を確認し、裏返し・表替え・新調など、その畳に合った施工方法をご案内しています。
「畳がザラザラしてきた」
「い草が服について困っている」
「表替えした方がいいのか分からない」
といった場合も、お気軽にご相談ください。
那覇市を拠点に、沖縄県内の畳の張替え・表替え・新調・琉球畳などに対応しております。
畳の状態を確認したうえで、必要な施工内容を分かりやすくご説明いたします。
那覇市の畳店・三原産業が、畳の張替え・表替え・新調・琉球畳・お手入れ方法・畳の選び方などを、畳職人の経験をもとにわかりやすく解説します。

