畳の「90cm(900角)」は琉球畳?正方形サイズの特徴と選び方
2026/09/18
畳の「90cm(900角)」は琉球畳?正方形サイズの特徴と選び方
「900角の畳は琉球畳ですか?」
「90cm×90cmの正方形の畳は、どの部屋にも使えますか?」
畳のサイズについて、お客様からこのような疑問を持たれることがあります。
90cm(900角)の畳は、正方形に近いサイズの畳を指す寸法表現であり、サイズだけで必ず琉球畳と決まるわけではありません。
琉球畳という名称は、畳表の素材や縁の有無、一般的な呼び方など、複数の観点から確認する必要があります。
この記事では、沖縄・那覇市の畳店「三原産業」が、900角の畳の特徴や琉球畳との違い、選ぶ際の注意点を、現場での採寸・施工の視点から解説します。
畳の「90cm(900角)」は琉球畳?正方形サイズの特徴と選び方
「90cm×90cmの畳は琉球畳ですか?」
「900角の畳は、一般的な畳と何が違うのでしょうか?」
畳のサイズについて、このような疑問を持つ方もいらっしゃいます。
沖縄では、一帖あたり約90cm×180cmを基準として考えることがあり、その半分にあたる約90cm×90cmの正方形サイズが、琉球畳や縁なし畳の寸法を考える際の目安になる場合があります。
ただし、90cm(900角)というサイズだけで、必ず琉球畳と決まるわけではありません。
この記事では、沖縄・那覇市の畳店「三原産業」が、900角の畳の特徴や琉球畳との違い、選び方のポイントを、畳職人の現場目線から解説します。
1. 畳の「900角」とは?
畳の「900角(きゅうひゃくかく)」とは、一般的に縦・横が約900mm(90cm)の正方形サイズを指す表現です。
項目目安
縦約90cm
横約90cm
形状正方形
面積約0.81㎡
縦横比約1:1
90cm×90cmの畳は、一般的な一帖サイズの畳を半分にしたような大きさです。
ただし、実際の畳寸法は部屋の広さや施工方法によって変わるため、900mmぴったりで製作されるとは限りません。
900角は、畳の形状やサイズを表す目安として理解することが大切です。
2. 900角の畳は琉球畳なの?
結論からいうと、900角の正方形畳がすべて琉球畳というわけではありません。
現在、一般的に「琉球畳」と呼ばれている畳は、半畳サイズで縁のない正方形に近い形状のものが多くあります。
一方、本来の琉球畳は、七島藺(しちとうい)という素材を使った畳を指します。現在は、畳表の素材にかかわらず、正方形・縁なしの畳を「琉球畳」と呼ぶケースもあります。
そのため、畳を選ぶときは、サイズだけでなく次の点も確認しましょう。
畳表の素材
縁の有無
畳床の種類
畳の厚み
施工方法
部屋に合った寸法
サイズと名称は分けて考える
「900角」は寸法を表す言葉です。
「琉球畳」や「縁なし畳」は、素材・形状・一般的な呼び方などに関係する言葉です。
つまり、900角の畳でも、使用する素材や製作方法によって仕様は異なります。
3. 正方形の畳にはどのような特徴がある?
900角のような正方形の畳には、次のような特徴があります。
① モダンな和室に合わせやすい
正方形の畳は、一般的な長方形の畳とは異なる印象を与えます。
縁なしの畳を組み合わせることで、すっきりとした現代的な和室や、リビングの畳スペースにも取り入れやすくなります。
② 畳の向きで見た目が変わる
半畳サイズの縁なし畳は、畳の向きを交互に変えて敷くことで、市松模様のような見た目を演出できます。
畳表の織り目や光の反射によって、同じ色の畳でも明るさや見え方が変わることがあります。
③ 部屋の広さに合わせて配置しやすい
正方形の畳は、和室だけでなく、リビングの一角や小上がりなどにも使われます。
ただし、部屋の寸法によっては、標準的な正方形サイズだけではきれいに納まらない場合があります。
その場合は、現場の寸法に合わせて畳のサイズや配置を検討します。
4. 沖縄の一帖サイズと900角の関係
沖縄では、畳一帖あたり約90cm×180cmを基準として考えることがあります。
この寸法を半分にすると、次のようになります。
一帖:約90cm×180cm
半畳:約90cm×90cm
ただし、これはあくまで寸法を考える際の目安です。
実際の住宅では、柱の位置や壁の寸法、部屋の歪みなどによって、畳一枚ごとの大きさが異なる場合があります。
そのため、「一帖の半分だから、必ず90cm×90cmになる」とは限りません。
畳の製作では、実際の部屋を採寸し、配置や寸法を確認することが重要です。
5. 900角の畳を選ぶときの注意点
正方形の畳を選ぶ場合は、サイズだけでなく、部屋の構造や使用目的も確認しましょう。
部屋にきちんと納まるか
部屋の縦・横の寸法によっては、900角の畳を並べると隙間が生じたり、端の部分に調整が必要になったりすることがあります。
柱や壁の位置、畳を敷く範囲を確認し、適切なサイズを検討します。
畳の厚みは合っているか
沖縄では近年、55mm程度の畳が一般的ですが、敷居の高さや既存の畳の厚みなどに合わせて、5mm単位を目安に調整することがあります。
畳が厚すぎると敷居より高くなり、薄すぎると段差や隙間が生じる可能性があります。
そのため、正方形の畳でも、畳の厚みを現場に合わせて確認することが大切です。
畳表の種類は適しているか
縁なし畳では、畳表の種類や織り方によって、仕上がりや施工方法が異なります。
天然い草・和紙表・樹脂系畳表など、それぞれの特徴を確認し、使用目的に合った素材を選びましょう。
6. 900角の畳は、すべての部屋に使える?
900角の畳が、すべての部屋にそのまま使用できるわけではありません。
畳を敷く部屋の寸法によっては、900角より小さくしたり、大きくしたり、別の寸法で製作したりする必要があります。
特に、既存の和室を正方形の縁なし畳に変更する場合は、次の点を確認します。
現在の畳の寸法
畳床の状態
畳の厚み
敷居の高さ
部屋の縦・横の寸法
畳を敷く枚数と配置
畳表の種類
畳のサイズ変更や縁なし畳への変更は、畳床の状態などによって対応できない場合もあります。
7. 既存の畳を900角の琉球畳に作り替えられる?
現在使用している畳を、半畳サイズの縁なし畳へ作り替えられる場合があります。
ただし、すべての畳が再利用できるわけではありません。
畳床の傷みや厚み、寸法、強度などを確認し、再利用できるかを判断する必要があります。
三原産業では、既存の畳を活かして、半畳・縁なしの琉球畳へ作り替える施工についてもご相談いただけます。
その畳、捨てる前に。
畳床の状態によっては、今ある畳を活かして新しい形に作り替えられる可能性があります。
まずは現場の状態を確認し、対応できる施工方法をご提案いたします。
8. 三原産業では、現場に合わせて畳を製作します
畳のサイズは、数字だけで決められるものではありません。
三原産業では、畳の新調や縁なし畳の製作にあたり、実際の現場で次の点を確認します。
部屋の縦・横の寸法
敷居の高さ
既存の畳の厚み
畳床の状態
畳の配置
建具や扉との関係
沖縄では、住宅によって畳の寸法や厚みが異なる場合があります。
一級畳製作技能士として、長年の畳製作・施工経験を活かし、部屋に合わせた畳の製作を心がけています。
900角という基準だけに合わせるのではなく、その部屋にきちんと納まる畳を考えることが大切です。
900角・琉球畳に関するよくある質問
Q1. 900角の畳は必ず琉球畳ですか?
いいえ。900角は約90cm×90cmの正方形サイズを表す寸法であり、サイズだけで琉球畳と決まるわけではありません。
Q2. 900角の畳は、どの部屋にも敷けますか?
部屋の寸法や配置によって異なります。900角の畳が適しているか、現場の採寸によって確認することが重要です。
Q3. 琉球畳は必ず正方形ですか?
現在一般的に呼ばれる琉球畳は、正方形に近い半畳・縁なし畳が多いですが、本来の琉球畳は七島藺を使った畳表を指します。名称と形状は分けて考える必要があります。
Q4. 今ある畳を900角の縁なし畳に変更できますか?
畳床の状態や寸法、厚みなどによって異なります。現場を確認し、再利用できるか判断します。
まとめ|900角はサイズの目安。畳は部屋に合わせて選びましょう
900角とは、約90cm×90cmの正方形サイズを表す寸法です。
正方形の縁なし畳は、一般的に琉球畳と呼ばれることがありますが、900角というサイズだけで琉球畳と決まるわけではありません。
畳を選ぶときは、次の点を確認しましょう。
畳のサイズと形状
畳表の素材
縁の有無
畳の厚み
部屋の寸法
畳床の状態
使用目的とデザイン
沖縄・那覇市で900角の畳や琉球畳、縁なし畳をご検討の方は、三原産業までお気軽にご相談ください。

